建設ERPの導入なら、建設業向けERP【建設WAO】

統合化ERPの導入でシステムの一元化と情報の共有化を実現！

ご検討の背景

OSのバージョンアップにより、既存の原価管理システムが現状のままでは約2年後に動かなくなることより、既存システムの改修による延命もしくは、新規に構築するかの選択から検討が始まりました。

工事原価の情報以外の工事情報は担当部署等の個別管理となっており全社レベルの有効活用が難しい、個々のPCにシステムやマスターをインストールしておりPC入れ替えやシステムのバージョンアップ時のメンテナンス負荷が大きい、日々変化する現場のリアルタイムな情報の入手が困難、既存システムにワークフロー機能がなく紙ベースの承認・決裁のため承認・決裁の帳票保管のボリュームが膨大になりつつあるといった課題が既存システムに潜在的に存在するため、改修による延命ではなく、原価管理に限定せず、基幹システムとして新規に構築することを選択されました。

チェプロからのご提案・実施内容

統合化ERPの導入でシステムの一元化と情報の共有化を実現

導入システム・ライセンス数

ポイント1：マスタ一元化とWebシステム化による、リアルタイム原価管理

ご相談をいただいた時点では、個々のPCにシステムやマスターをインストールし個別現場毎の原価管理を行っていました。そのため、変化しつつある現場やグループ毎の最新を確認するには時間を要しました。新基幹システムの構築では、マスターもデータベースも一元化させ、なおかつWeb対応である「建設WAO」を導入することで、見積、予算、原価管理業務を現場からでもできるようにし、「共通のインターフェイス」によりリアルタイムな原価管理を行えることを目指しました。

ポイント2：過去実績・事例の簡単検索、情報の共有化と再活用

当初は、過去の工事実績と、それに関わる技術情報、および安全情報等は、各担当部署や各担当者が個別に管理していました。例えば、工事実績参照をしたい場合にも、それらの情報を誰が管理しているのかが分からず、確認をするために時間と労力を要する状況でした。建設業ERPの「建設WAO」はデータベースを一元化しており、案件発生から完工後の履歴情報まで、業務を進むと自然と工事に係る情報がデータベースに溜まっていく仕組みです。各工事情報に担当者、技術情報、安全情報などを紐づけた管理ができため、建設WAOの導入によって、社内共通の情報を共有できる仕組みの構築を目指しました。また、キーワード検索機能によって、過去実績の中から参照したい事例のみを容易に抽出できる仕組みを導入することで、情報の再利用を簡単にできるようにすることをご提案しました。

ポイント3：営業業務のプロセス管理により、戦略的営業活動を実現

以前は各担当者が、顧客情報、案件概要、見積などの営業情報を各個人で管理しておりました。案件発生から受注に至るプロセスや、既存顧客のフォロー、他部門との連携方法などが担当者ごとにバラバラで、システムに沿って業務を進める事で業務のプロセス管理が行えるような仕組みをご提案しました。戦略的な営業活動を行えるようにすることを目指し、顧客情報のセグメンテーションや売上情報を選別できるように情報を一元化させることをご提案しました。

導入後の成果

Web対応の統合化ERPである「建設WAO」の導入により、現場からの入力も、インターネットを介して出来るようになり、刻々と変化する現場の「今」が見え、赤字工事、問題工事の未然防止ができるようになりました。

工事一覧から工事情報の詳細とそれに紐づく各種情報のトレーサビリティ管理が行えるようになり、キーワード検索によって必要な情報を瞬時に検索できる仕組みも構築することができ、入札や営業提案の情報収集にもとても役にたっています。

営業のプロセスをシステムに沿って行う事で、業務の標準化も実現し、統合DBによる情報の一元管理によって、社内共通の情報について「共有化」を実現することができました。蓄積した情報を分析し、次の営業活動の戦略立案に役立てるような仕組みが構築され、更なる売上アップと各案件の利益向上を目指します。